Apotoolの歯科医院専用キャッシュレス決済機能、「ささっとPay」誕生秘話
現代のキャッシュレス決済事情について、ピックアップシリーズのvol.1でご紹介しました。
▼vol. 1はこちら
今回はキャッシュレス決済の普及を受け、
ストランザが歯科医院用のキャッシュレス機能「ささっとPay」を開発するに至った
ストーリーをご紹介します。
目次
診察券アプリ「私の歯医者さん」がなかなか浸透しなかった
ストランザが診察券アプリ「私の歯医者さん」をリリースして、1年が経とうとしていた頃です。
※「私の歯医者さん」とは、紙で作られていた歯科医院の診察券をデジタル化するためのアプリです
私たちが診察券アプリ「私の歯医者さん」をリリースしたのが2018年。しかし、
「診察券をアプリ化しても…。」
「うちは患者さんの年齢層が高いから…。」と、
導入をしていただける歯科医院はほんの数十件程度の船出でした。
どうすれば、どのようなサービスを作れば医院さんが患者さんにアプリを勧めてくれるのだろうか…
ストランザ開発メンバーは悩みに悩み、やはり診察券のアプリ化は時期尚早なのかと
諦めかけていた時期がありました。
患者さん同士の会話がきっかけに
そんなある日、とある歯科医院の受付で、弊社代表・西島は先生の手が空くのを待っていたときのことです。
30代前半くらいと思われる女性の患者さんが2人、親しげに話しているのを耳にしたのです。
「私、診療後の待合で待っているのがあまり好きじゃなくて。
大きな声で名前呼ばれるうえに、治療費の金額まで聞こえちゃうのよね。
この前なんか、ほんの300円ばかりの治療費を支払うのに1万円札しか持ち合わせていなくって。
そしたら、大きな声で「1万円をお預かりします。お釣りは…」って
そこにいた人たち、全員に聞こえちゃって…。」
この会話から、西島は患者さんの
「名前や治療費などに関する受付での会話を、あまり周囲には聞かれたくない」というニーズを掴んだのです。
「ささっとPay」の開発着手〜成長に至るまで
西島が聞いた上記の会話をきっかけに、
ストランザ開発チームは早速「ささっとPay」の開発へと着手しました。
受付との会話を最小限に、かつ効率的にお会計を完了させるためのツールとして
キャッシュレス決済機能の必要性に思い至ったのです。
開発チームの迅速な進行により、なんと僅か3ヶ月ほどの開発期間でサービスの利用開始を実現させることができました。
★機能の概要については、下記のvol.3コラムでご紹介しています!
特に、新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに
政府が非接触のためにキャッシュレス決済を推進させたことは
「ささっとPay」サービスの浸透に大きく影響したと考えています。
診察券アプリ「私の歯医者さん」も200万DLを突破
「ささっとPay」は、診察券アプリ「私の歯医者さん」と「お会計さん」を利用することで
初めて使える機能です。
特に「私の歯医者さん」はリリースから6年を経て、1,600医院以上の医院さんで使われ、
ダウンロードしている患者さんは200万人を超えるまでになりました。
今年24年の7月には大幅なリニューアルも行い、既にご好評いただいております。
「私の歯医者さん」のアプリ画面から「ささっとPay」の利用は非常にスムーズで、
患者さんも操作に迷うことなく便利にご利用いただけます。
開発きっかけとなった会話をされていた当時の患者さんが、
今「ささっとPay」を使ってくれているかどうかは分かりません。
しかし6年という時間を経て、世の中はキャッシュレス決済が当たり前といえる時代となり
現在では多くの歯科医院さんでご利用いただけるまでに成長してきたと自負しています。
最後に
以上が、ストランザが「ささっとPay」の開発に至ったストーリーです。
近日公開予定のvol.3となるコラムも併せてご一読いただければ、患者さまにとって
どのようなメリットを感じていただけるか、より詳しくご理解いただけるかと思います。
ストランザはこの先も、より多くの歯科医院さんに「ささっとPay」をご導入いただき
多くの患者さんの利便性を上げるための努力を続けて参ります。
特に、歯科医院さんが最も気になる手数料率の軽減にも最大限の尽力をおこないます。
「もっと、受付スタッフの方の業務効率化を実現できないか?」
「患者さんの利便性、QRコード決済など多様なニーズに応えられないか?」
と尽きない要望に対しても、引き続きチャレンジしていきます。
これからも是非、ストランザという会社、そしてApotool & Boxというサービスにご期待ください!
▼前回コラムのvol. 1はこちら
▼次回コラムのvol. 3はこちら
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