西島社長&開発チーム座談会② 〜Apotool & Box 改修のポイント〜
今回は、社長の西島と開発チームメンバーの座談会企画の第2弾です!
前回に続き、Apotool & Box 大規模改修の具体的な内容や大変だったこと等について語ってもらっています。
是非、ご覧ください!
<参加メンバー>
当社社長 西島、開発チーム 趙、穴澤、蓑島、川野
今回、多方面に渡って改修をしていますが、第一弾としてはリスト機能のリリースをメインに、技術的な側面では、UI/UXのデザインが全く変わっていることと、Javaスクリプトが最新版になっていることが大きなポイントですよね。
穴澤)
サーバー側については、今まで様々なアーキテクチャがあったものを集約していって、メンテナンス性を高めることですね。最終的にはパフォーマンスを上げたいので、それに向けての第一歩といったところです。
西島)
今回の改修で皆さんが担当した具体的な内容や、オススメのポイントをそれぞれ紹介してくれますか?
趙)
私は、蓑島さんと一緒に各種リストを担当しています。現行のリストでは、検索の操作がわかりづらいとのご指摘をいただくことがあり、簡単な検索をしたくても、複雑なUIを見ないといけなかったので、そこを改善しました。
検索項目は別の新しい画面で整理して、お気に入り条件の一覧を画面左スレッドの上部に配置しています。簡単な検索をしたい場合、例えば、患者番号を入れてすぐに該当の患者さんを特定したい場合などは、「患者検索」で簡単に検索できますし、お気に入りに登録した条件であれば、表示されているタイルをクリックするだけで検索できるようになります。もう少し複雑な検索をしたい場合は、新しい条件で検索ボタンをクリックすれば、検索が可能です。
全体的に医院様の見たい情報だけに絞って、各リストの項目も見直しました。今までできなかった検索した一覧をある項目でソートさせる機能も追加しています。リストから原簿(レセコン)連携もできるようになりました。これにより、レセコンとの連携手順が大幅に簡略化することができています。
蓑島)
デザインの一新に伴って表示される部分全てを再度整理して、見やすく、かつ後からでも変更しやすいように、HTMLも組み直しています。
穴澤)
私は、メッセージ送信の部分を担当しました。自動メッセージ送信という機能が元々あったのですが、新しい種類として「誕生日」を追加しました。患者さんがお誕生日の時に、お祝いメッセージを自動で送ることができます。
また、中断患者(治療途中で来なくなってしまった患者さん)の方に対するメッセージや、初めて来院して、初めて診療を終えた患者さんへ送る初診完了メッセージなども追加しています。
簡単に送ることができるように、ストランザで定型フォーマットを作っていて、アプリもしくは、メールで送信が可能です。今まで少し複雑だった手動送信の機能も簡単にできるよう変更しています。
川野)
私の担当範囲は、「患者詳細」の部分のリニューアル全般で、今回は、UI/UXの向上を目的として画面操作を少なくしました。
また、「患者詳細」画面で、予約アシスタントの機能を追加しています。システムに入っている情報を総合的に判断して、次の予約はどのように取ったらいいかをアドバイスしてくれる機能です。さらに、新しい機能として、患者さんの画像アップロード機能も追加しました。
西島)
10月分だけでもかなり大きな改修ですよね。その中で、今回皆さんが苦労したことや大変だったことはどこですか?
穴澤)
今回はリニューアルなので、絶対的に使い勝手や速度が落ちないようにするということに特に気を配りました。機能追加等が多く、重くなりがちではあったのですが、リニューアルしたら重くなったでは話になりませんので、その兼ね合いは大変でしたね。
蓑島)
古いものから新しいものへ移行する、いわゆるレガシーマイグレーションという側面もあり、現行のアポツールがどのように作られているのか、機能として再現することも大変なポイントでした。
趙)
現行のものもかなり作りこまれているので、新たに作るためには、そこを正しく理解する必要がありますからね。
あとは、新しいフレームワークを導入したので、開発者としてもその勉強をする必要がありました。ユーザーさんにより良いUIを提供するためには、先進的な技術を導入して、それに伴う努力が必要ですので、大変ではありましたが、良い機会でもありました。
西島)
新しいことに挑戦することは大変でもあるけど、いい面もたくさんありますよね。
どんなに忙しい歯医者さんでも、サクサク使える、気持ちよく使えるシステムでないといけないので、そこを実現するために、今みんなに頑張ってもらっています!
ところで、数年前にタブレットがあまり普及しなかった時期があって、業界内で今後の見通しについて議論されてきましたが、会社としては今後タブレットをどう扱っていくべきでしょうか?スマホも然り、重要視していかないといけないかなと思っているけど、どう思いますか?
穴澤)
今回、「患者詳細」のところをタブレットとスマホに向けて、より機能を拡充しています。一般の方は、パソコンよりもスマホに慣れた方が多いので、サービスとして注力していく必要があると思っています。
蓑島)
スマホはどちらかというと一人で見ることが多いですが、タブレットは、誰かに見せながら使うことも多いですよね。タブレットだけで運用したいという医院様もいらっしゃいます。
趙)
タブレットの機能を拡充していくことは必須ではありますね。ただ画面が小さいから、デザイン的にどうするかを考えないといけない。難しいところではありますね。
穴澤)
フロントエンジニアだけでなく、デザインを考える人も苦労するポイントですよね。情報量も多いので、今入っている情報を削らないと入らないだろうし。
川野)
そうですね。ここは今後対応していかないといけないですね。
10月以降には、「カレンダー」の改修にも取り掛かる予定ですが、ここでは特に、スマホ、タブレットを意識する必要がありますね。
一応UIの見直しとしては、10月の改修が一旦終わったら、「カレンダー」の改修、そして、もう一度設定画面のところのUI/UXを見直す感じになりそうです。
趙)
おそらく色々なご意見やご要望をいただくと思いますしね。あとは、10月分で対応できなかった部分も随時、対応が必要です。
次回はいよいよ最終回の第三弾です。今後追加予定の機能や、今後の方向性について、社会的背景や業界動向を交えながら語ってもらいます。ご期待ください!
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