Apotool & Box for Dentist

ついに実現!「斜め予約機能」で予約ミスを防ぎ 業務も診療もスムーズに

コラム Apotool&Boxのアップデート情報

こんにちは!コラム担当のTです。

今回は、2025年9月にApotool&Boxで正式リリースとなる「斜め予約機能」アップデートについてご紹介します!

はじめに

こんな場面に心当たりはありませんか?

  • 「この患者さん、午後に2枠予約入ってたのに、片方だけキャンセルされてる…」
  • 「本当はカウンセリングと治療をセットで施術しなきゃいけないのに、患者さんにうまく伝わってなかった…」

たとえば「虫歯治療+自費カウンセリング」「処置+型取り」など、診療を効率よくまとめて進めるスタイルは、医院様・患者さん双方にとって理想的です。

ところが実際には、患者さんがそれぞれの予約を“別のもの”と捉えてしまうことで、片方だけをキャンセルするケースが少なくありません。
その結果、医院様側のスケジュールにズレが生じ、スタッフが都度再調整に追われる…という状況が多く見られます。

こうした課題を解決するため、Apotool&Boxでは斜め予約機能の強化に取り組みました。

 

本アップデートの狙い

斜め予約機能のアップデートには、現場からのリアルな声と課題が背景にありました。

  • 医院様側の診療スケジュールのズレを防ぐため
    本来はセットで進めるはずの診療が、片方だけ変更・キャンセルされてしまうと、医院様側のスケジュールも崩れてしまいます。
  • 患者さんが操作する画面の見た目や使いやすさを改善するため
    斜め予約を行った際、本来は1つのメニューしか予約していないにもかかわらず、2つのメニューが表示されてしまい、直感的な操作がしづらくなるケースがありました。

  • スタッフの再調整負荷を軽くするため
    小さな手戻りでも積み重なれば業務の大きな負担に。だからこそ、仕組みで予防できることが重要です。

医院様・患者さんの双方にとって「予約操作のストレスをなくし、業務の効率化とサービス品質の向上を両立すること」を目指しています。

 

▼Apotool&Boxの斜め予約機能についてわかりやすく動画にまとめています!ぜひご覧ください。

 

斜め予約機能がより便利に!注目すべき3つの変更点

アップデート①:「斜め予約」のキャンセル・日時変更が可能に

「斜め予約」とは?

Apotool&Boxでは、同一患者さんによる、時間的に連続または重なりを持った複数の予約を「斜め予約」と定義しています。

 

仕様変更のポイント

これまで、患者さん側で斜め予約のメニューをキャンセルしようとしても、まとめて操作することはできず、患者さんが片方だけをキャンセルしてしまうことが頻発していました。今後は、下記のように改善されます。

①院内の診察カレンダーから斜め予約メニューを予約した場合、Web予約画面では斜め予約が「1件の予約」として表示されるようになります。

従来は、本来セットである斜め予約のメニューがそれぞれ個別に表示されていたため、患者さんが個別の予約と認識し、意図せず片方のみをキャンセルしてしまうケースが多く見受けられました。

今回のアップデートでは、斜め予約に関連する予約が1つにまとめて表示されるようになり、斜め予約全体をひとまとまりとして操作できる設計となっています。これにより、キャンセルや日時変更の際もセット単位での対応が可能となり、誤操作の防止に大きく貢献します。

 

Web予約・診療カレンダーのどちらで登録された斜め予約であっても、患者さんによるキャンセル・日時変更が可能になります。

これまでは、斜め予約の登録経路によって操作に制限があり、一部の変更は患者さんが医院様へ問い合わせて対応する必要がありました。
今回のアップデートにより、患者さんはWeb予約画面から該当の斜め予約メニューを直接操作できるようになり、日時の変更やキャンセルをスムーズに行えるようになりました。
これにより、スタッフの対応負荷が軽減され、予約管理全体の効率と正確性が大きく向上します。

▼患者さん側の操作で可能になったこと

予約経路従来の仕様今後の仕様
Web経由
  • キャンセル可能
  • 日時変更不可
  • キャンセル可能
  • 日時変更可能
診療カレンダー経由
  • キャンセル不可
  • 日時変更不可
  • キャンセル可能
  • 日時変更可能
※ただし「斜め予約の有効化」設定が
「有効にする」の場合に限る

 

注意点

◼︎日時変更・キャンセルの対応が可能な斜め予約は「2件まで」

斜め予約であっても、患者さんがWebから日時変更・キャンセルできるのは最大2件までです。
それ以上の件数(3件以上)を含む斜め予約の場合は、患者さん自身での操作はできず、医院様へのお問い合わせが必須となります。

 

◼︎日時変更時のユニットとスタッフ情報について

斜め予約では、日時を変更してもユニット・スタッフの情報は保持されます。
つまり、通常の予約のようにメニューや担当設定に応じて自動でユニットや担当者が変わることはありません。

 

アップデート②:キャンセル済みの斜め予約もWebから再予約可能に!

これまでは、患者さんが斜め予約を一度キャンセルしてしまうと、再予約の手段は電話のみという制約がありました。これは患者さんにとって不便なだけでなく、医院様側の電話対応負担も大きなものでした。

今回のアップデートにより、キャンセル済みの斜め予約情報を患者さんがWeb上からそのまま再予約できるようになりました。予約情報は画面に履歴として表示され、「予約する」ボタンから再登録が可能になります。

 

▼アップデート前の予約キャンセル予約画面(左)とアップデート後のキャンセル予約画面(右)

 

これにより、患者さんの利便性が向上するのはもちろんのこと、医院様のスタッフの電話対応負荷が軽減され、受付業務の効率もアップします。

 

アップデート③:複数キャンセル後の再予約がさらにスムーズに!

さらに便利になったのが、斜め予約の再予約機能です。

たとえば、患者詳細画面から「キャンセル予約」ボタンを使って再予約する際、同じ患者さんで同じ日に他にもキャンセルされた予約が存在していれば、まとめて再予約できるダイアログが自動的に表示される仕様となりました。

これにより、医院様側から診療カレンダーに斜め予約を再予約することがスムーズになります。

▼キャンセルからの再予約ダイアログ

▼キャンセル再予約の流れ

なお、本機能は斜め予約だけでなく、通常予約にも適用されます。

 

ご利用にあたって

斜め予約機能は、Apotool&Boxユーザーの医院様は、追加費用なしでご利用いただけます。

2025年9月より、管理画面に「斜め予約の有効化」という新しい設定項目が表示されます。
この機能をご利用になりたい医院様は、設定欄に表示される「有効にする」ボタンを選択してください。

また、本設定はいつでも切り替えが可能ですので、医院様の運用方針にあわせてご活用ください。

▼「斜め予約の有効化」設定欄

設定画面への遷移方法

  • ①Apotool&Box管理画面TOPページ
  • ②右上の設定アイコン(歯車マーク)をクリック
  • ③左側メニューから 「Web予約」>「基本設定」 を選択
  • ④「斜め予約の有効化」 を 「有効にする」 に設定

※Web経由での斜め予約メニューの予約は、設定の「有効/無効」にかかわらず、自動的に斜め予約として登録されます。

 

さいごに

今回のアップデートによって強化された斜め予約機能は、予約のズレや再調整のリスクを軽減し、スタッフの業務負担を減らすだけでなく、患者さまにとってもスムーズで分かりやすい予約体験を提供するための、大きな一歩となります。

さらにこの斜め予約は、AI電話受付サービス「電話がらくだ」にも対応します。

「電話がらくだ」は、2025年8月21日より事前申込受付を開始予定のサービスで、
AIが24時間自動で電話対応を行い、受付業務の省力化や、診療時間外の“予約機会の損失”防止にも役立ちます。

ぜひこの機会にご活用いただき、日々の診療運営のさらなる効率化にお役立てください。


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