経営分析ツール Intelligenceのグラフを使った分析法
皆様こんにちは! 本日は、前回のブログに引き続き「経営分析ツール Intelligence」についてご紹介いたします。前回のおさらいになりますが、Intelligenceでは、数値を分析し視覚的に分かりやすく10種類のパネルと20種類以上のグラフで経営指標を表現しています。
しかし……
「たくさんグラフがあるけれど、まずどこを見ればいいんだろう?」
「どのグラフ・数値を使って経営分析すればいいか分からない……」
このようなお悩みをお持ちの医院様もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、5つのグラフに焦点を当てて、各グラフの見方や活用例をご紹介させていただきます!
1.稼働率<ユニット別>
稼働率<ユニット別>グラフは、各ユニットの稼働率(%)推移を線グラフで表示しています。特定のユニットのみの推移を表示させることも可能です。またグラフの下には、ひと月ごと数値が表にまとまっています。こちらの表も合わせて確認することで、グラフよりも詳しい数値を比較分析できます。
目次
例:治療専用ユニットとケア専用ユニットを分けている場合
治療専用とケア専用のユニットで、どちらの稼働率高いかを知ることができるので、予約の入れ方に問題がないか? などを確認できます。
2.稼働率<担当別>
稼働率<担当別>グラフでは、Dr.とDH.の稼働時間と稼働率を棒グラフ・線グラフで表示しています。「Dr.だけ」「DH.だけ」集計することも可能です。
また、稼働率に他の項目を組み合わせて分析することで、医院の傾向もつかみやすくなります。
例:【担当別売上(自費/保険別)×担当別稼働率】の組み合わせ
傾向1)売上は横ばい、稼働率は高い
→稼働率を上げることは難しいため、「提案するメニューの見直し」「自費提案の強化」等の対策を立てる必要があります。
傾向2)売上はある、稼働率が低い
→稼働率を上げることで売上UPする可能性が高いです。そのため、院内オペレーションの効率化ができないか?を、他のグラフも活用しながら対策を立てる必要があります。
3.総患者数<時間別>
総患者数<時間別>グラフは、1時間ごとの総患者数の平均が確認できます。患者様が集中しやすい時間帯だけではなく、例えば休憩時間前や診療時間前など患者数が下がりやすい等の来院傾向をつかみやすくなります。
スタッフが多い医院様の場合は、さらに総患者数<曜日別>を組み合わせることで、効率的なスタッフ配置が可能になります。
4.売上<自費/保険別>
売上<自費/保険別>グラフは、売上に対する自費メニュー額・保険メニュー額、自費率を把握できます。また、棒グラフの自費売上・保険売上をそれぞれクリックすると、メニューの内訳も確認できます。
例:医院様でお勧めメニューがある場合
メニューの内訳からお勧めメニューの額と割合を確認し「お勧めメニューをしっかり提案ができているか?」を判断することができます。
例:主力メニューが何かを知りたい場合
メニューの内訳から額と割合が高いメニューを確認することで「主力になっているメニュ」を分析する指標にできます。
5.中断患者数
中断患者数グラフは、予約とレセコン情報の両面から、キャンセル・未定・復帰・中断など患者様の流れが分かります。
例:医院様で主軸とする中断患者へのアプローチ(ハガキ、電話、メール)を切り替えた場合
変更前後で中断患者数の変化を確認し、そのアプローチが効果的だったか?といった判定をする参考になります。
以上、Intelligenceのグラフの見方・活用法のご紹介でした。
今回ご紹介した5つのグラフ以外にも、Intelligenceには医院様の経営に役立つ様々なグラフをご用意しております。各グラフは単体でも経営指標になりますが、組み合わせることで、より医院様の知りたい傾向を見つけやすくなります。ぜひ医院経営にお役立てください!
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